(レビュアー: M.K)
2001年にタムロン創業50周年を記念して発売された標準ズームレンズ。
標準ズームの広角側を24mmに広げながらテレ端も135mmまで拡大し、1本で幅広い撮影シーンに対応できる。
最短撮影距離は40cmで、望遠側135mmの焦点距離と相まって簡単なマクロ撮影もこなせる。
標準ズームとして理想的な万能レンズと言える。
絞り開放でも質の高い描写で、フレアなどは見受けられず、コントラストが高くクッキリした発色となる。
ただしズーム倍率の高いレンズということもあり、特にテレ端では糸巻き型の歪曲がやや目立つ。
標準ズームとしてはやや大柄だが、フルサイズデジタル一眼レフカメラとの組み合わせではバランスが良い。
なお、50周年記念モデル(290D)は鏡筒の金帯に本物の18金が使用された特別仕様となっている。