(レビュアー: T.S)
デジタル一眼レフカメラの特性を考慮して開発された超広角ズームレンズ。
F2.8-4と大口径だが、比較的軽量・コンパクトに仕上がっている。競合製品にシグマ17-35mm F2.8-4 EX DG ASPHERICAL (HSM)があるが、重量はタムロンが100g以上も軽い。
コントラストが高く、くっきりと見栄えがする結果を得られる。
絞りを絞り込まないとやや画像が甘いが、しっかりと絞った際のシャープさはデジタル時代に相応しい。
タムロンのDiシリーズは、主にデジタルカメラの撮像素子からの反射光によるゴーストやフレアの発生を抑えるために、レンズのコーティングや内面反射を考慮したもの。このレンズも逆光でもゴーストやフレアを生じにくい点が特筆される。
なお、コニカミノルタの17-35mm F2.8-4は本レンズと同一の光学系。