(レビュアー: M.K)
200mm F2.8クラスのズームとしては細身で、重さも当時最も軽かった。
画質は、今見れば絞り解放ではフレアが多く、解像もかなり甘い。
ただし1段絞ればシャープでコントラストが高く高級レンズらしい画質になるので、やはり安価な望遠ズームとは違う。
フォーカシングによって大きな前群レンズが回転して繰り出される。
このレンズに限らずホールド性の良くないこのクラスのレンズだが、AF時にもフォーカスリングが回転するのでなおさらホールドしにくい。
後継のAT-X 80-200mm F2.8 PRO(AT-X828PRO)では使い勝手が着実に改善された。
PROはフィルター取り付け枠が回転せず、AF/MF切り替え機構の改良によりAF時にはフォーカスリングが回転しない。
基本的な光学設計はそのままで画質にはほぼ違いがない。