(レビュアー: F.M)
軽量な超広角単焦点レンズ。
14mmや魚眼レンズを除いては20mm未満の単焦点レンズは貴重で、トキナー AF 17mm F3.5(AT-X17)とニコンの18mm F2.8がある位のもの。
この頃には既に広角ズームレンズが発展しつつあり、シグマが18-35mm F3.5-4.5で18mmまでをカバーするようになっていたから、既に各社とも広角単焦点レンズには力を入れていなかったように思う。
今では、この成り行きがAPS-Cデジタル一眼レフで28mm相当辺りの画角になる単焦点レンズがほとんどないということに影響している。
趣味という観点では単焦点ならではの楽しさというのもあるのだが・・・。
特に28mm(相当)は単焦点レンズを愛用している人も多い。
画質に関しては、広角レンズの使い方を心得ていれば大きな不満はないと思われる。
ただし逆光でのゴーストやフレアにはやや注意が必要。
レンズメーカーの超広角単焦点としては先に書いた通りトキナーの17mm F3.5とこのシグマ 18mm F3.5くらいしか存在しないのだが、残念なことにどちらもペンタックス用が発売されなかった。
しかしAPS-Cデジタル一眼レフで広角となる単焦点レンズということであれば、ペンタックスからはデジタル時代になってからDA 21mm F3.2 AL Limitedが発売されたため、逆に最も手軽に広角単焦点レンズでの撮影を楽しめるメーカーとなった。