(レビュアー: T.S)
同社の17-35mm F2.8-4 EX DG ASPHERICAL (HSM)とは別製品である。
ニコン用・キヤノン用・シグマ用が「EX ASPHERICAL HSM」、α用・ペンタックス用が「EX ASPHERICAL」となる。
EX DG ASPHERICAL (HSM)の前身というより18-35mm F3.5-4.5 UC Asphericalの後継と言った方が適切かもしれない。
フィルター径82mm、軽量、最短撮影距離など使い勝手の上での共通点は多い。
最短撮影距離50cmが泣き所で、最大撮影倍率も1:11.5(約0.09倍)にとどまる。
フィルター径が82mmというのも他のレンズとフィルターを共用する上では不利な要素となる。
EX DG ASPHERICAL (HSM)よりかなり軽量ではあるが、同じ焦点距離域・明るさで軽さを求めるならタムロン SP AF17-35mm F/2.8-4 Di LD Aspherical [IF](A05)も有力な選択肢だ。
よほど予算が限られているのでなければ推奨しにくいというのが正直なところ。
なお、ニコン用・キヤノン用・シグマ用は超音波モーターを採用したHSM仕様、α用・ペンタックス用はHSM仕様ではないが、HSM仕様でもフルタイムマニュアルフォーカスに対応していないので使い勝手にそれほどの差はないと感じた。